喫茶去~きものサロン~ 葵のお着物TPO~不易流行~
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葵のお着物TPO~不易流行~

ようこそ、「着付けの薄紅葵」着付け師の葵です。

不易流行(決して失ってはいけないものと、時流にあわせるものを、合わせて継承していくこと):WPA(ワールドワイドパーティープランナーアカデミー) の講座で教えていただいた言葉ですが、着物においてもそのとおりだと思います。
秋のお着物シーズンとなりましたので、ご質問をお受けすることも多くなりました。
「梅の柄の着物なのですが、10月に着てもよいでしょうか?」

その昔、私がしきたりを学んだ頃は、「図案化されていればよいでしょう。しかし、枝が描かれた写実的なものは控えましょう。」というものだったと思います。

着物が日常着であったころは、季節に合わせてお着物の柄を変化させることが、おしゃれであったでしょう。
現在でも、そのようなおしゃれを楽しまれている方に出会えますと、「風流なお着物好きな方♡」と、拝見するだけでも私まで嬉しくなってしまいます。

そのようなお着物の楽しみは、大切に守っていくべきものだということは、疑いようもありません。
しかし、決まりごとに縛られてしまうことは不自由ですし、お着物をお召しになる喜びも、半減してしまいます。

現在では、「わたしは、この花が好きだから!」「わたしの思い出の着物だから!」「この色は、わたしに似合うから!」・・・
と、その方なりのお考えで自由に、着物を選ぶ時代が来ていると思います。

もちろん、洋装においてもその場に相応しいドレスコードがあるように、その場を台無しにしてしまうことがあってはいけません。
決して失ってはいけないものとは、「一同に会した人が、心地よい時間を過ごすこと」。
このことをTPOと心得れば、お着物はもっと自由に楽しめます(*^_^*)

最後に、染織家で友禅染の重要無形文化財保持者:森口華弘先生のお考えをご紹介します。(出典:GINZA和貴)

人間国宝の森口華弘先生に「枝つきの梅の花柄を着て良いのは、3月だけなのでしょうか?」と質問をされた方がおりました。その問いに対して森口先生は、こう仰られたそうです。
「君、いちごは一年中食べるでしょう? 5月だけなんて事はないよね? 食べたい時に食べたいものを食べる。衣装もそれで良いんじゃないの?」



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