喫茶去~きものサロン~ 葵の覚書~江戸友禅(東京友禅)~
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葵の覚書~江戸友禅(東京友禅)~

ようこそ、「着付けの薄紅葵」着付け師の葵です。

きっと目にしたことはあったと思いますが、「江戸友禅」という呼び名を、今まで意識したことがありませんでした。
今回、「江戸友禅」(東京友禅)を知る機会ができました。
京友禅・加賀友禅との違いや製法がとても興味深いので、覚書をこちらに残します(*^_^*)

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美しいキモノ232号別冊付録「きもの用語辞典:監修・木村孝」より

京友禅:多彩で花鳥風月などが優美に描かれる
加賀友禅:葉の「虫食い」の表現が特有
東京友禅:渋い色調や個性的な意匠が特徴


赤坂福田屋さんのHPに詳しく解説が書かれていますので、引用いたします。

江戸で友禅染が盛んになるのは、江戸中期・後期(文化・文政期)の頃で、当時、大名のお抱え絵師等が、浅草見附・日本橋・神田に京都から模様絵師が移り住んだといわれ、手描友禅の技法が伝承されました。
・・・
友禅は、京都、加賀、東京が代表的で、それぞれが柄や色などに特徴を持っています。
京友禅は一言で言えば「華麗」な図案と色使いが特徴です。
それに対して、加賀友禅は、加賀百万石の武家社会により育てられ、虫喰いや線の変化を巧みに利用した表現でアクセントをつけることにより、武家社会の質実剛健さと、京にはない華やかさを巧みに描き出してきました。
この伝統を受け継ぎ、独自の工芸として江戸で発展したのが江戸友禅です。
江戸という独特の文化圏で発達した江戸友禅は、京友禅の雅やかさとは異なり、粋な文様がその特徴です。
当時の江戸文化は、“通”や“粋”に代表される町人文化の爛熟期で、その独特の雰囲気の中で華やかさを抑えた色合いで模様が図案化され、まさに江戸風の美しさを生み出してきました。
そして長い時間の中で技は洗練され、多くの絵師に引き継がれ今日の江戸友禅に至っているのです。
京都友禅や加賀友禅は、約12ある工程を分業して一つのお着物を作り上げているのに対して、江戸友禅は、図案から仕上げまでのほとんどを、一人の職人が行なうところにその大きな特徴があります。
全工程を一人で行ないますので、それぞれ作り手の個性がお着物に表れます。


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これから友禅を拝見する機会には、それぞれの産地の美意識の違いなどを体感してみたいと思います。


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