喫茶去~きものサロン~ 十文字or一文字☆それは問題?

十文字or一文字☆それは問題?

ようこそ、葵です。

昨日のハナちゃんの花嫁姿とエリーさんの留袖姿、とっても綺麗でした♡

わたしが気になったのは、仲人のマッサンと花婿俊兄の袴の紐の一文字結び。

わたしは今まで、正装は十文字結びということで、十文字しか結んだことがありませんでした。
そして、十文字はほどけやすいのではないかとの不安はいつもあって、両面テープかなにかで留めたほうがいいのかどうか・・・と思案していましたが、なにもしないまま・・・
卒業式出席の男先生に袴のご依頼をいただいていますので、今回色々調べていました。

袴の紐結びには、十文字・一文字・結び切りがあります。

宗治の裏千家茶道ブログさんが、史実をもとにとても分かりやすく解説してくださってます。

正解から書くと、袴ひもの結び方は決まっていないようです。
茶会などで見ていると、袴ひもを十文字で結んでいる人が多いです。
十文字結びというのは非常にほどけやすく、動き回ることを前提としていない儀礼的な場で使われる結び方です。
また、十文字結びはかなり歴史的に新しい結び方か、とてもマイナーな結び方であったようで、幕末の武士の写真などでも十文字で写っている人を見たことがありません。
大名や幕府高官のような高級武士は一文字結び、一般の武士は「結び切り」などと呼ばれるいわゆる固結びで、動いても容易にほどけない結び方をしている傾向があります。


illust3593_thumb.gif

一文字結びも十文字結びと同様、儀礼的な結び方で動き回ることに適していませんが、大名や幕府の高官がせわしなく動き回ることもそうないので、一文字結びでも実用上困らなかったのだと思います。
一文字結びは動くことに適していないと書きましたが、十文字結びよりはほどけにくいです。
一文字結びは儀礼的な結び方と書きましたが、結び切りで儀礼的な場に出るのはふさわしくないのかと言うと、全くそんなことはありません。
武士が主君の前に出るときも結び切りのままでしたし、現代でも剣道や弓道の儀礼的な演武の場合に袴ひもの結び方を普段と変えたりはしません。
ただ、現代のマナーについて書かれた本などでは、結び切りは儀礼の場にふさわしくないと書かれている物もあります。
一般の場ではそのように時代が変わってきているのかもしれません。


illust3593_thumb.gif

茶道は儀礼的な面も多分に含みますが、座り立ちなどの動作が多く、十文字結びだとほどけやすいです。
実際、十文字の縦のひもがほどけてしまっている人をたまに見かけます。
筆者も十文字結びで茶会の手伝いをしたことがありますが、やっぱりほどけやすい結び方は気になりました。
今は、十文字よりは動いても崩れにくい一文字で着ることがほとんどです。


illust3593_thumb.gif

やはり、お客様に説明をして十文字か一文字を選んでいただくのが良いと思いますが、卒業式のような儀式の席では、十文字が好まれるでしょう。
やはり、十文字でもほどけない方法を考えなくっちゃ(^_-)-☆


皆様の応援がなによりの励みです
応援クリックをしていただきますと、ブログランキングに移動します。
  
にほんブログ村 ファッションブログ 着物着付けへ
にほんブログ村  


いつも心より感謝しております。